2日目

yo-ko2009-03-20

泊まったホテルは吹き抜けのあるコの字型の建物で、2Fの客室前の廊下から1Fの入り口兼食堂が見下ろせる。
エントランスホールに噴水があって、そいつが朝6時に動き出した。
誰かお手洗いをずいぶん流すんだなぁー、と夢うつつで思っていたが、とうとう目が覚めた。

6時半の朝食に1番乗りして(考えられん)出掛ける支度。
でも、ヒコーキの疲れが取れず何となく体が重い。

ホテルのプールを覗きに行く。
裏の通りを渡ったはす向かいにバー付き(多分)のひょうたん型の可愛いプール!
でも、通りを水着で移動??(結局はいる時間なし)

スズメはいったいどこまで生息してるんだろう。なんか普通にいる。
ハトはやせてる感じ。もしかしたらヤマバトなのかも。
鳴き方が「くーくー、ぽっぽー」じゃなくて、「くっくっ、ぽーぽー」
あと、「きーきーひー、ぎょーぎょー」って鳴く黒地に白帯の鳥が沢山いた。大きさはセキレイくらい。
繁華街の近くなのにカラスはいない。
このあとずっとカラスがいないか探したけれど、タイにはカラスいないのかな?見かけなかった。

まず、地元の大きな市場ワロロット市場へ。
野菜、くだものをはじめ食材から、衣料、雑貨まで何でもそろう。
昨年腹痛を引き起こしたチェンマイソーセージも見かけた。
(悪いのはソーセージではなく、買ったあとの管理だったみたいです。)
でも、怖いから見るだけ。
鶏がまるまるぶら下がっている肉屋さん。
(ガイドのにーさん「やべー、ちょーうまそー」)
豚の皮のせんべいが山盛り(しかも何軒も、人気商品??)。
きんきらの仏具屋さん。etc.etc.

ういろうとアメの間みたいなお菓子(そういえば名前が分からん)と、Tシャツと、布をお土産に買う。
がっちり朝食をとったせいで、なんかおいしそうな物もいっぱいあるのだが食べられない……。

薬局で、一昨年のお土産として物議をかもした(?)「眠気覚まし」を悩んで買わなかった。

さて、歩いてピン川を渡り、夏休みでだーれもいない小学校を抜け、お寺を抜けて次の目的地へ。
ヒーリングファミリーです。
http://blogs.yahoo.co.jp/nakayamathai
ざっくり言うと障害者の就労支援の家。
ホールでは皆さん機織り中。「あー、お客さんだー」という感じの視線をひしひしと受けつつ施設の紹介ビデオを見せてもらったり、施設の説明を受ける。それからアーティスト(と、通所の方は呼ばれている)の方の布作品を本人の解説付きで見せてもらう。幅は25センチくらいだけど、2m以上のカラフルな布。(パステルカラーが多い印象)で、その中にお話があるのだ。(私の家、友達の家、海、山、などなど)
職場、とも違うし、自宅、とも違う、何とも言えない落ち着いた雰囲気なのが印象深い。
外の暑さがひんやりとしたタイルの床で丁度良くなる様な感じ。
そして、町中にこの家があるのがいいなー。

昼食はガイド君おすすめ(チェンマイで一番うまい!)の鶏のせご飯。はて、何という名だったか?カオ・マンガイ?
食堂の前で、カゴに入った鳥(生きてる)を売ってるおばさん発見。
どうやら寺で放す用の鳥。
調べたら放鳥で徳を積めるらしいのだが、そもそも買って来て放すのでいいのか??
いや、いいんでしょう。
鳥のカゴが可愛くて写真撮りたかったのだが、おばさんに「写真とっていい?」と聞けなくて断念。
それくらい出来るようになりたい。
しかも、黙って撮っちゃうってことも出来ないんだな。なぜか。

次はニューライフセンター。
タイの少数民族の保護が必要な少女たち(おおむね中学生、高校生くらい)の教育、就業支援をしている所。
なぜ女の子か??これがどうしても女の子なんだな。こういう時本当に嫌になる。
寮は夏休みでがらーん。
ホールで3、4人の女の子が本(雑誌?)を見ながらおしゃべりしたり、ミシン部屋でも静かーにミシン踏んだり。
ところで、ここのショップの製品はおすすめなのだ。私好みのちょっとした物が沢山ある。就業支援に対する真剣さが伝わってきます。 オーガンジー使いのバンブーバッグ。すっごく悩んで買うのあきらめたけど、やっぱり手に入れておけばよかった。夢に出るー。
ま、ただ単にリサーチが上手いだけかもしれないけど。(それも大事)

んで、バーンサバイ。
http://homepage3.nifty.com/baansabaay/
AIDS患者とHIV感染者のシェルター。
もう、ほんとにすべて(特に特に時間!!)を捧げて情熱を持って活動しているということが分かる話を聞く。
印象に残った言葉はなぜか
「タイの人の行動規範を見ていると、この問題は簡単に収まらないと思う」
というのと、木が大きいのが今の所印象、と話したら、
「なんかね、ここだと、どんどん大きくなるのよね」
という言葉。

夕食は大通り沿いのレストラン。
雷が鳴って、大粒の雨がとうとう降り出した!!(ツアーの団長が雨男ともっぱらの評判)
トタン葺きの屋根から時々テーブルに雨粒が……。
ご飯はおいしいのだが、ソフトドリンク頼むと思ってもいない奇妙な液体が出てくる。
アイスレモンティーがうすオレンジの液体だった。
で、ちょー甘い。
その甘さがまさか必要になる日が来るとはまだ知らず。

またナイトバザールに行くというメンバーと別れ、ホテル近くの気になる居酒屋「一休」へ。
案の定店員のあんちゃんは寝屋川にいたことがあるという。変な大阪弁で話しかけられた。
お客はオーストラリア人らしき人々が何組か。お寿司などをつまんでいた。
店内に少年マンガがぎっしりの本箱が3つ並んでいて……。(マン喫?)

で、気付いたかもしれないけれどこの日訪れた3軒の訪問先では日本人が働いているのです。
働く、ってことは与えられた道を見つける事だと思っているのだが、この人たちはその道がタイに続いていたんです。
働くことについて海外どころか県外すら見えなかった私にはそのことがずずいと迫ってくる。
いや、確かにきちんと道はあったし、無理に曲げたりしていない。
自分ではそう思うのだが、何だこの落ち着かなさ……。
これはきっと中高時代にいっぱい聞かされた話のトラウマだ!!(3つの柱が宗教、園芸、国際、な学校だったから……。)
いろーんな海外での働きの話しを聞いていつも思っていたのは「こういう人もいるけど、もっと身近な働きがしたいなー」って事。
しっかりその場も与えられてのびのび働いてるんだけど、あふれる情熱にはあっさり気圧されるよね。適当に仕事を選ばなくて心からよかったと思いました。自分に落ち度があったり逃げを感じてたらその場でノックアウトですよ。いや、危なかった。

翌朝にホテルを出るので荷物造って寝る。