「みそっかす」

幸田文
面白くてすいすい読んでしまう。
幸田文は明治37年生まれ。私の祖父が確か37年。祖母は45年なので、まぁ、大きな目で見て近いと言っていいでしょう。何が面白いかと言うとよく分からないのだが、文の2代前の人々は「上野の戦争」を知っていたりする事かなぁ。そういえば祖父は「日露戦争が終わった時の提灯行列を憶えている」と主張していた。
とか、そういう事を思い出す。
あぁ、他所のおばあちゃんの話を聞いて、自分の祖父、祖母の言っていた事を思い出すのと同じか。