大学病院へ

昨日もらった紹介状と健康保険証を持って大学病院へ。
初診の受付用紙に記入。銀行や郵便局の窓口にあるような受付番号の票をもらって眼科の外来へ。
ぼやけて何も見えない&書けないので母に同行してもらい、代わりにやってもらう。

周りの様子は大体分かるのだが、文字がいっさい読めない。
これって「4歳児の世界」だなぁ。(4歳でも文字が読める子どももいるけど。)

昨日と同じだが、まずは視力検査。瞳孔を開く目薬をさしての視診。
眼科の視診って、こちらが台にあごを乗せて、向こうからレンズのようなものでのぞくでしょ?
先生「んー、両目……、水があるなぁ……。はらだびょう……。うーん……。」
あの?先生?独り言ですか??
こちらも我慢できずについ、
私「先生、今、『はらだびょう』っておっしゃいました?」
先生「え?私、いましゃべってました?」
私「はい」
眼科の先生は、患者が目の前にいるので小声でも全部丸聞こえなのを忘れないようにした方がいいと思います。

原田病の疑い、という事になりました。
造影剤を点滴しての目の検査と、髄液の検査の結果で病名を確定します。
治療には入院が必要なため平行して入院の為の基礎的な検査も行います。
胸部X線、尿検査、血液検査、頭部CT、心電図。これは入院の為。
そして!「痛い」「つらい」とよく聞く髄液の検査。原田病では髄液に変化が出るため、病気を確定する為にも必ずしなくてはならないとの事。
看護士さん(ベテランの風格)と専門の先生(若くて小西真奈美風)に優しくなだめられつつベッドで横向きになり背中を出す。
……。びくびくして看護士さんのスカートにしがみついていたが。確かに、カミソリでちょっと突くような痛みがあったものの、チューブを刺すときも、背中にちょっと異物感がある程度であっさり終了。
「すごくうまく入ってます!」
「いい感じに(液が?)とれてます!」
後日、別の看護士さんに聞いたら、これはまれに見る楽なパターンだそうで、「相性が良かったんですね!」との事。採取後30分安静にしてから再び眼科診察室。
視神経に炎症があり、網膜に水がたまっている。両目である事から「原田病」だと思われる。
ステロイドの点滴で治療するが、点滴の副作用で免疫が下がるので必ず入院しなければならない。一般的に入院は2、3週間。もちろん点滴が効いた場合。まれに治療が長引く場合もある。
10月25日視野検査
10月27日ぶどうまく炎検査後、入院

ここまでで今日は終了。とはいうものの、あっという間にほぼ病名が分かり、次々と検査、であった。
採血だと「採血室」に行くとざーっと採血してくれる人が並んで待っていて「宮崎さーん!」と元気に呼んで(なんか景気のいい男性)「沢山とりますよっ!」と元気に採血。
X線だと「X線室」に行くとささっと通されてぱしゃっと撮影。ただし横向きのは「すみません、ちょっとはみ出しちゃったので」と、2枚撮影。
いろんなものが分業になっている割にさくさくと検査できたなぁ、という印象。
タクシーで帰宅。

帰宅後、職場に電話。入院治療になり当分休む手配。
リトミックのレッスンも当面休む連絡。
教会の用事をいろいろ引き受けているので当分できないのも連絡。早速見舞いの電話もいただく。
先週のツイッターの書き込みを心配した友人Mから電話。
11月6日に従妹の結婚式に呼ばれていたので叔母に欠席の電話。
妹に病気と入院の事電話。
沢山の人に心配かけてしまう……。

検査の事が心配で夕べはよく眠れなかったワ、という母とともに早めに就寝。

入院……。心配だなぁ。
病気の方は、そういえばあんまり心配ではない。治るでしょ。これは多分診察していた先生たちの様子からうけた印象。「原田病」はい「入院して、ステロイドね」はい「木曜日に」とテンポよく進んでいくので、こちらも恐れる事はないのだろうな、と感じたのではないかな。